サイズ:270 x 385
化粧の女
- 晩年、五葉は江戸時代の浮世絵を熱心に研究し、それらの復刻(鈴木春信、喜多川歌麿、歌川広重など)にも努めた。自らも渡邊版画(現渡邊木版画舗)で美人画の制作を始めるのだが、版元(浮世絵を出版する会社)と方針が合わず、私家版の制作に踏み切る。そうして出来上がったのが「化粧の女」であり、「髪梳ける女」であった。五葉が到達したひとつの頂点。が、その先へ進まんとしていた矢先、中耳炎を患い、ほどなくして脳膜炎を併発して永眠。享年41(数え年)。美人薄命ならぬ五葉薄命。
摺り回数: 14回
1
墨版
2
背景(薄青)
3
着物1(橙)
4
着物2(黄)
5
着物3(緑)
6
肌1(薄橙)
7
肌2(橙)
8
鏡(黄色)
9
髪かざり(黄)
10
髪1(薄墨)
11
髪2(墨)
12
まつげ(薄墨)
13
髪4/鏡/目(濃墨)
14
落款